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2008年11月

5.「Power Point」で、表示する画面を作成する

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「『音楽プレゼンテーションソフト』で歌詞を提示する」の続きです。

ここでは、表示する画面を作成します。

「Microsoft Power Point」を使用します。

(1)PowerPointを起動します。

(2)初期設定のページ設定のまま(ページの幅、高さ、スライドの向き等を変更せずに)、表示させたいスライドを作ります。
文字だけでなく、画像の挿入もOKです。
スライドは、50枚までにします。

※サンプルのPowerPointファイル(冬景色)
(↑対象をファイル保存。※挿絵は消しています)

(3)Officeボタン(「ファイル」)-「名前をつけて保存」をクリック。
  任意のファイル名で保存します。

(4)Officeボタン(「ファイル」)-「名前をつけて保存」-「その他の形式」をクリック。

tukurikata3-2

「名前を付けて保存」ウィンドウが表示されます。

(5)ファイルの場所は「デスクトップ」を選択し、「JPEGファイル交換形式」を選択-
  任意のファイル名(「pp_(曲名)」にするとわかりやすいです。)-「保存」をクリック。

tukurikata3-3

「Microsoft PowerPoint」ウィンドウが表示されます。

(6)「すべてのスライド」-「OK」をクリック。

tukurikata3-4

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デスクトップに、フォルダが作られました。

tukurikata3-6

(7)4.でダウンロードしたフォルダをダブルクリック-ダブルクリック。

「musicpresentation_ver3」フォルダが開きます。

(8)JPEG保存したフォルダ(ここでは、「pp_fuyugesiki」)を、「musicpresentation」フォルダに、ドラッグ&ドロップ。

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(9)ドラッグ&ドロップしたフォルダ(ここでは「pp_fuyugesiki」)を右クリック-「名前の変更」を選択し、クリック。

tukurikata3-8

フォルダが選択され、文字入力のカーソルが表示されます。

(10)「gazou」(半角英数)を入力し、「Enter」キーを入力。

tukurikata3-9

これで、表示する画面の作成が終わりました。

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6.第1時 2.教師の範唱を聴く(伴奏つき)

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歌唱指導法の続きです。

アカペラで、教師の範唱を聴かせた後、説明せずに、伴奏つきで範唱を聴かせます。

伴奏の楽器は、ほとんどが「ピアノ」です。

 

どのようにして伴奏を流すか。

次の3つの方法があります。

1.サブの教師に伴奏してもらう

2.「事前に準備した伴奏の音源」を流す

3.リーダーの教師が引き語りをする

「事前に準備した音源」とは、

A 自ら録音したもの

B MIDI音源

C 市販の伴奏CD

に分けられます。

 

私は、

「2.『事前に準備した音源」を流す」

音源は「A 自ら録音したもの」

が多いです。

たまに、後の指導で、「3.リーダーの教師が引き語りをする」も組み合わせます。

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7.伴奏の3つの方法

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歌唱指導法の続きです。

第1時 2.教師の範唱を聴く(伴奏つき)で示した、伴奏の3つの方法について、書きます。

 

ベストは、「1.サブの教師に伴奏してもらう」です。

リーダーの教師は、生徒たちに自由に向き合いつつ、「生」の伴奏と歌声を聴かせることができます。

これは、「伴奏が弾けるサブの教師が、常にいること」が、前提です。

私は、初任のとき、当時指導教官だった音楽の教師が、常に授業に入ってくださいました。

知的障害の特別支援学校に勤務して10年目ですが、サブの教師に伴奏をしてもらったのは、その一年間だけでした。

 

「2.『事前に準備した伴奏の音源』を流す」は、「生」の伴奏ではありませんが、アイコンタクトをふんだんにして歌うことができます。

音源は、前回示したA、B、Cの3つから選びます。

 

「A MIDI音源」は、電子楽器やパソコンで伴奏を作る方、ピアノ伴奏が苦手な方にお勧めです。

私は、特に、

(1) ピアノ+αで、伴奏を聴かせたいとき

(2) ピアノ以外の楽器で、伴奏を聴かせたいとき

(3) 後に器楽の学習に発展させたいとき

に使います。

 

「B 市販の伴奏CD」は、最も手軽です。

曲によっては、生徒に合わせて、テンポやピッチの変更が必要です。

これは、パソコンに曲を取り込み、編集することで、解決できます。

ただ、編集すると、音に多少の歪みが生じてしまいます。

 

「C 自ら録音したもの」は、

テンポやピッチはもちろん、生徒にとって表現しやすい伴奏を流すことができます。

私自身は、これにこだわっています。

録音には、ZOOM社のH2という専用の録音機器を使用しています。

本体のみで、ノイズレスのステレオ録音ができます。

データはSDカードに直接記録されます。

本体を直接アンプにつなげて鳴らすことも可能ですし、パソコンで即編集することも可能です。

以前は、MDやパソコンにマイクを接続し、録音していました。

しかし、音質の良さ、編集のしやすさから、この機械が手放せなくなりました。

 

 

「3.リーダーの教師が引き語りをする」は、高等テクニックです。

「歌」「伴奏」「アイコンタクト」と、同時に3つのことをしなければなりません。

引き語りは、ピアノの位置や形状により、アイコンタクトが困難な場合があります。

したがって、範唱の段階では、やや不向きです。

しかし、「条件」がそろえば、特に範唱の後で、効果的な指導ができます。

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8.「歌詞カード」を使わずに歌詞を提示する

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歌唱指導法の続きです。

伴奏つきで教師の範唱を聴かせるときに、初めて歌詞を提示します。

私は、歌詞の提示に、「歌詞カード」(模造紙等に歌詞の全てを書いたもの)はほとんど使いません。

次のいずれかを使います。

1 パソコン

2 スケッチブックあるいは数枚の厚紙(A3版以上)

これらのいずれかを使い、次の方法で歌詞を提示します。

「歌詞の一部分」と「歌詞の内容に合った絵(または写真)」を、伴奏に合わせて次々と提示する

パソコンを使うときは、「音楽プレゼンテーションソフト」を使うと便利です。(音楽プレゼンテーションで歌詞を提示する)※まだ書きかけです。

カラオケのように、演奏に合わせて、歌詞や絵・写真を表示させることができます。

教師は、スクリーンの端に立って歌います。

 

スケッチブックや厚紙を使う場合は、あらかじめ、一枚一枚、歌詞の一部分を書いたり、絵や写真を貼ったりしておきます。

曲に合わせて紙をタイミングよくめくっていくことになります。

歌詞を覚えて練習すれば、視線をほとんど生徒に向けながら歌うことができます。

この方法で範唱を聴かせると、より多くの生徒たちが、歌詞だけなく、絵や写真に注目して聴くことができます。

なかには、歌詞を拾い読みして一緒に歌う生徒もいます。

 

仮に、「歌詞カード」で、歌詞を提示するとします。

「歌詞カード」を最も活用して歌う人は、いったい誰でしょうか。それは、

教師

です。

リーダー、サブの教師含めてです。

ひらがなが読める生徒がいたとしても、歌詞カードを活用して歌える生徒は、「少数派」です。

津守・稲毛式乳幼児精神発達診断検査に、以下の検査項目があります。

6歳6ヵ月 ひらがなの本(字を主体とした本)を、たいがい読む

このことから、歌詞カードから文字を読み取れる生徒の精神年齢は、「6歳6ヵ月以上が目安」といえます。

授業する集団に、精神年齢が6歳6か月以上の生徒は、何人いるでしょうか。

現在、私が担当している集団では、20名中5名です。

実際には、歌詞カードから文字を読み取れる生徒は、3名ほどです。

たとえば、次のような生徒がいるからです。

空間把握が弱い生徒

文字情報が多すぎて、今歌っているところがどこか、わからないのです。

そのために、教師は次のことをします。

教師の指あるいは棒で、歌っているところを指す

すると、どうなるか。

教師の視線の多くは、歌詞カードに向けられてしまう。少なくとも、生徒全員に視線を合わせることはできない

リーダー、サブの教師含めて、歌詞カードを最も活用して歌う人が教師だといったのは、そういう意味です。

 

パソコンやスケッチブック等で、歌詞の一部分を伴奏に合わせて提示するとします。

すると、歌詞を読み取れる年齢が、より引き下がります。

前述の検査には、以下の検査項目もあります。

5歳6ヵ月 ひらがなの短いことばを、1字ずつひろい読みする

「6歳6ヵ月」から「5歳6ヵ月」まで、引き下がりました。

現在担当している集団では、20名中8名が、5歳6か月以上です。

パソコンやスケッチブック等を使うことで、歌詞が読み取れる可能性が、2倍に広がりました。

さらに、この方法だと、

教師は、生徒全員に視線を合わせることができる

のです。

また、歌詞の一部の提示だけではなく、歌詞の内容に合った絵(または写真)があれば、

文字が読めない生徒も、絵や写真を手がかりに歌詞をイメージしたり、絵本のように楽しんで見たりする

可能性が広がります。

津守・稲毛式乳幼児精神発達診断検査には、さらに以下の検査項目があります。

0歳11ヶ月  絵本をあきずに見る 

1歳3か月  絵本を見て、知っているものの名前をいったり、さしたりする

絵や写真を提示して歌うことで、知的障害が最重度の生徒も、より積極的に歌唱の授業に参加するようになります。

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研究授業指導案(2008年10月)

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都の選択課題研修で公開した授業の
指導案です。
対象は、中学部2,3年。
20名の生徒です。

研究授業指導案(2008年10月)をダウンロード

PDFファイルで、
パスワードは、「satonishi」です。
枚数制限は6枚でした。
(文書中の「引用文献」は、web用に追加しました。)

授業の始まりは、
このブログで書いたこととは
違う試みをしています。

常に模索しているところです。

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歌唱指導法9.小さな声で歌う

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歌唱指導法の続きです。

第1時

1.教師の範唱を聴く(アカペラで)

2.教師の範唱を聴く(伴奏つき)

3.小さな声で歌う

4.斉唱する

の、3番目。

「3.小さな声で歌う」について書きます。

曲名の確認をした後、小さな声で歌わせます。


「第1時の流れ」より一部を再掲します。

もう歌える、という人?

手を挙げてみせながら発問します。

「はい!」と元気に手を挙げる生徒が数名います。

もう歌える子は、

♪(小さな声で)さぎり きゆる

小さな声で、歌います。

手を挙げた生徒にアイコンタクトしながら、小さな声で歌ってみせ、小さな声で指示します。

まだだな、という人は、先生の声を聴きます。聴くのも大事なお勉強です。

手を挙げなかった生徒に、アイコンタクトしながら指示します。

 

これは、河原木孝浩氏の新曲指導システムの一部を、特別支援学校・中学部用に修正したものです。

(河原木氏の新曲指導は、『続向山型で音楽授業』(飯田清美氏著、明治図書)に紹介されています。)

原実践では、ほぼこれらの内容を、1つの指示で表現していました。

特別支援学校の生徒がよりわかるように、原実践の指示を、「3つの指示・発問」に細分化しました。

 

河原木氏は言います。

 すると、クラスは「歌っている子」「聴いている子」に分かれる。
 さらに「歌っている子」も2つに分かれる。「覚えが早い子」と「覚えていなくても歌いたくてしょうがない子」である。いずれにせよ、「小さな声」で歌っているので、たとえ音程が違っていても、周りの子への影響はない。
 聴いている子たちも、安心して、集中して範唱を聴けるというわけだ。

(2004年第6回TOSS音楽セミナー論文より)

特別支援学校・中学部では、前から曲を知っている生徒でない限り、

「歌っている子」イコール、圧倒的に「覚えていなくても歌いたくてしょうがない子」

です。

だからこそ、「もう歌える子は~小さな声で歌います」の一連の指示は、これらの指示が理解できる生徒にとっては、とても有効です。

しかし、この指示が理解できなかった生徒は、大きな声で歌うことがあります。

そんな生徒に対しては、

教師は歌いながら、人差し指を口にして、「しー」のポーズをみせます(表情はあくまで、にっこりと)。
しかし、それ以上の注意はしません。

 

非言語性コミュニケーションで伝えます。

なぜ、「表情はあくまで、にっこりと」なのか。

言語による指示が理解できなかった生徒にとって、この「しー」のポーズは、初めての指示だったかもしれないからです。

したがって、「さっきも言ったでしょ」といわんばかりの表情で(!)ポーズをすることは、しません。

あくまでにっこりとした表情で、「初めて指示するかのように」指示します。

また、

しかし、それ以上の注意はしません。

 

と書いたのは、

仮に指示を理解したとしても、「衝動的に」大きな声で歌ってしまう生徒もいるからです。

そういう生徒を無理には止めません。

本来、歌っていること自体、すばらしいことです。

誤解を恐れずいうならば、最終的には、どんな表現をしていても、私はすばらしいと思っています。

衝動的に大きく歌う生徒も、やがては小さな声で歌えるようになると、信じます。

(もちろん、衝動的に大きな声で歌う生徒が多い場合は、最初から小さな声で歌わせる指示はしません。)

 

歌の後は、

○○さんは、じっと聴いていましたね。すばらしいです。

聴いていた生徒、あるいは、歌のあいだ体を動かしていた生徒を、ピックアップして褒めます。

 

「歌っていた生徒」よりは、むしろ「聴いていた生徒」を褒めます。

うたに消極的な生徒も、発語や発声が難しい生徒も、褒められることで、この時間が楽しくなるかもしれないからです。

この指導と、次時の独唱の指導で、これまで歌わなかった生徒が歌うようになったり、独唱に立候補するようになったりしたことを、数多く目撃してきました。

もちろん、これまで大きな声で歌っていた生徒が、小さな声でコントロールして歌えるようになった時のために、

「小さな声で歌えましたね。立派です。」

と褒める準備もしておきます。

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