6.『拍手の授業』は、なぜ80%に到達したか
「拍手の授業」を実践した結果、
21名中17名の生徒が、楽しく活動するようになりました。
81%です。
「拍手の授業」は、なぜ80%に到達したのでしょうか。
レディネスがさらに下がったから。
これが理由です。
『乳幼児の音楽教育』(T.S.ババジャン著、新読者社)に、次の記載があります。
8ヶ月までに、(中略)子どもは、ことばで言われて簡単な動作―「お手手パチパチ」、「さようなら」「握手しましょう」、「どっちが大きい」―をすることができます。
「8ヶ月」までに、「お手手パチパチ」ができる。
健常児なら、おすわりができて、両手が発達する時期です。
よって、8ヶ月の課題がクリアした生徒なら、「拍手の授業」ができる可能性があるといえます。
『おちたおちた』では、「1歳9か月」「0歳10か月」を、数値の根拠としてあげました。
『拍手の授業』は、0歳8ヶ月。
よりレディネスが下がります。
レディネスが下がれば、重度の生徒もできる可能性が広がります。
実際、模倣が難しくても、拍手の動作ならできる生徒がけっこういます。
しかしこの授業は、極めて短時間がよいようです。
やって1分程度。
2分以上すると、確実にだれます。
なぜか。
能力の高い生徒があきるから
これが、主な理由です。
レディネスが下がっても、能力が高い生徒も継続して楽しめる活動がなければ、
全ての生徒が満足する授業にはなりません。
『おちたおちた』では、「頭」「お腹」だけでなく、「りんご」等の指示も追加しました。
一方、『拍手の授業』は、「足踏み」「お腹」等の「模倣止まり」です。
能力が高い生徒が楽しむための配慮が、『拍手の授業』には欠けています。
それぞれ、一長一短です。
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