3.『おちたおちた』は、なぜ80%に到達したのか
『おちたおちた』は、なぜ80%に到達したのでしょうか。
理由は、ズバリこれです。
原実践を修正したから。
なぜ原実践を修正する必要があったのでしょうか。
それは、
精神年齢が3歳未満の生徒もできるようにしたかったから
です。
原実践と思われる指導は、次の本に掲載されていました。
1.『楽しいボディパーカッション〈1〉リズムで遊ぼう』(山田俊之著、音楽之友社)
2.『小学1年生の体・音・図工・総合の指導・大好きにする技』(TOSS愛知教育サークル著、明治図書)
3.『3歳児の保育資料12ヶ月』(阿部恵編著、ひかりのくに)
(興味深いのは、「小学校~中学生の実践」「小学校1年生での実践」が、「3歳児の保育資料」にも同じく掲載されているところです。
さらにこの歌は、文部科学省発行の養護学校(知的障害)教科書『おんがく☆』にも、掲載されています。)
「3歳児の保育資料」にも掲載されているということは、
原実践の『おちたおちた』は、「3歳児」ができる教材である
といえます。
裏を返せば、
原実践の『おちたおちた』は、「3歳未満の子ども」にはできない可能性がある
ということにもなります。
私は、原実践を次のように修正しました。
1 生徒がすることを、身体表現に絞る。
2 歌の掛け合いをやめて、全て教師が歌う。
3 「なにがおちた」の歌詞を、「かみなりおちた」に替える。
4 「かみなり!」とは言わず、「おなか!」と言う。
5 言うだけでなく、おなかを「触って」みせる。
6 それだけではつまらない子どものために、
原実践通り、「身体表現を連想しやすい言葉」も加える。(etc「りんご」)
これらの修正をすることで、次の効果を期待できます。
A することが1つになり、課題に集中しやすくなる。
B 教師が、子どもを観察しながら、「テンポ」や「間」の調整ができる。
C (A’、B’のための便宜上の変更です)
D 「連想させる言葉」ではなく、「体の部位」を言うことにより、
より身体表現がしやすくなる。
E 「動作」でも示すことで、さらに身体表現がしやすくなる。
F できる子どもはさらに熱中するようになる。
Dの根拠としては、遠城寺式乳幼児分析的発達検査法に次の項目があります。
1歳9ヶ月 目、口、耳、手、足、腹を指示する
Eの根拠としては、同じ検査法に、次の項目があります。
0歳10ヶ月 身ぶりをまねする(オツムテンテンなど)
つまり、これらの修正で、次のことがいえます。
精神年齢が3歳未満の生徒も、できる可能性が広がった。
「1歳9ヶ月」または「0歳10ヶ月」の課題がクリアした生徒も、
できる可能性が出てきました。
このように修正することで、「80%」の到達する実践が生まれました。
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